葬式で使用される霊柩車にはどんな種類があるか

葬式で亡くなった人の遺体は、大昔は人間が棺を担いだり、大八車のような形をした棺車の上にのせて、自らの脚で運んでいましたが、現在では故人や遺族の希望が無い限り、ほぼすべての葬式で霊柩車と呼ばれる改造自動車に遺体を載せて火葬場へと運びます。現在見かける霊柩車の種類には、洋型、宮型、バス型の3種類があります。近年、最も主流となっている霊柩車は洋型と呼ばれるものです。洋型霊柩車は主に高級乗用車やステーションワゴンの車体後部を改造してつくられており、運転手以外に喪主をはじめとする遺族が何名か同乗できるようになっています。

他のタイプの車両より改造が比較的容易かつ費用がかからないため、多くの葬式場で導入されています。一方、洋型とよく比較されるのは宮型の霊柩車で、かつてはこのタイプが主流となっていた時代もありました。宮型の霊柩車は寺院を模した派手な装飾が特徴であり、遠くからも人目を引くため、霊柩車といえばこのタイプの車両を思い浮かべる人は今でも多いです。しかし、その派手な装飾は近年では逆に忌避される原因にもなっており、台数こそ洋型と同じくらいに多いものの、葬式で用いられる例は少なくなっていっています。

地域によってはバス型も主流となっているところがあります。バス型は観光用のバスやマイクロバスの後部やトランクルームに棺を納められるように改造されており、葬式の規模によっては遺族や宗教関係者を全員乗せて火葬場へ移動することができます。上記3種類以外にはバンタイプの車両を改造したタイプのものもありますが、こちらは遺体を病院から自宅や斎場に移動させる場合に使用されることが多くなっています。

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